日時 令和5年5月29日
参会者 43名
スケジュール
09:00 ①熊本駅集合
↓
10:00~11:35 ②宇土市役所見学
↓
13:15~15:15 ③熊本城天守閣見学
↓
15:15~16:00 ④高山先生講演会
※②〜④クリックしてください
会誌MENSHIN_N0121熊本見学報告会へのリンクは(こちら)
引用元:Google社「Googleマップ」
②宇土市庁舎 見学
建築概要
久米設計のみなさまによる建物概要、構造概要、施工概要説明
「うと小路(こみち)」計画
西側の幹線道路から東側駐車場を貫く来庁舎の主動線・中心に庁舎機能と市民交流機能が明快に構成された特徴のある庁舎づくりとなている。
構造計画
執務エリアのフレキシビリティ性を考慮し、PRC梁を採用。ハーフPCaボイドスラブと二重床の間に設備照明・火災報知器を設置するなどの工夫や、熊本地震で教訓を活かし、無天井化を実現している。
免震層
建物外周部に天然ゴム系積層ゴム支承・鉛プラグ入り積層ゴム支承、建物中心部に弾性すべり支承を配置している。また、建物の変形が過大にならないように減衰コマを配置している。
③熊本城天守閣 見学
建築概要
「クロスダンパー」の採用
建築計画と耐震補強計画の両立のため、制震ダンパ-が工夫されている。1構面にブレーキダンパ-(履歴減衰)とオイルダンパー(粘性減衰)の2つの異なるダンパーを交差させた省スペース型「クロスダンパー」が採用され、展示スペースの周遊性が実現されている。
④高山先生 講演会
高山先生プロフィール 免震構造は大地震でも建物とその内部に被害は生じさせない。免震構造の実現に欠かせない積層ゴムの実大破壊実験、有限要素解析に取り組み、積層ゴムの優れた荷重支持性能のメカニズムを解明する。その成果により1998年日本建築学会奨励賞受賞。免震構造だけでなく地域やまちの災害リスク低減をする方策の研究にも力をいれている。著書に「4秒免震への道」(理工図書) 、「耐震・制震・免震が一番わかる」(技術評論社)がある。専門は建築構造、免震構造。 |
/
「熊本地震での建物被害および免震建物の挙動」講演概要
○建築物の被害の状況
・2回の強震を受けた建物被害
・旧耐震建物の被害
・日本建築学会による益城町の悉皆調査
・文化財の被害
〇免震構造の地震時挙動 など